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2000年前から続く塩作りを見る [”食”の工場見学]

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悠久の彼方、2000年以上前にこの土地で”塩作り”が行われていた、、、

なんともロマンチックではありませんか?

トラーパニと言えば”塩”、塩と言えば”トラーパニ”と言っても良い位、イタリアでは塩作りの産地と知られるトラーパニ。ここでは2000年以上も同じ製法で塩が作り続けられています。

塩の歴史は古く、古代地中海の民、フェニキア人から伝わると言われます。紀元前の話です。ここ一帯は、“風”、“気温”、“湿度”という塩作りには欠かせない3大要素が揃い、その上、地中海はマグネシウムやヨードなどの天然成分が豊富に含まれる、この事実に目を付けたフェニキア人は、理想の地での塩作りを始めました。

トラーパニの塩は100%手作り。海から海水を引き込み天日干しでクリスタル化させます。それを、スコップを使って収穫。人間が収穫するので下に沈殿したゴミは拾わないため、洗浄もしません。そのため、塩のミネラル分が失われず、美味しい塩が出来るわけです。

現在も、2000年前とほぼ変わらない製法で作り続けられています。

塩の山が並ぶ塩田の風景はのどかで、そして広大で、、、ここで2000年前から同じ営みが行われているのか、、と思うと、不思議な気分になります。せっかくトラーパニに来たならば、絶対に見て行ってほしいこの風景。しかし、公共の交通機関がほとんど無いため、車じゃないと行きにくく、、、、。ラ ターボラ シチリアーナでは専用車で塩田までご案内するプランをご紹介しています。マルサラワインの工場見学とセットですので、ワインを試飲してほろ酔い加減で塩田で思いに浸る、、、なんて、ステキじゃありませんか?

塩田では4月~10月まで、塩のショップと小さな博物館がオープンします。塩のショップでは、古代製法の手作りの塩を購入することができます。
↓塩のクリスタル
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↓クリスタルはこんな小さな袋で販売。お土産にも最適です!
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↓レモン、オレンジ、ジュニパー等のアロマをつけた塩。お肉やお魚の下ごしらえに。これ一つで料理もグンとグレードアップ。
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↓小さなシチリア陶器達。小皿は塩を乗せてテーブルに。
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一番上の写真は日曜日の夕方に撮影したもの。3月を目前にして、気温がグングン上がってきたトラーパニ。2月の最終日はなんと25度まで上がりました!3月まで冬季休業中だった塩ショップもあと1ヶ月で開きます。これからが塩田のシーズンです♪

ラ ターボラ シチリアーナの塩田見学はこちら
お問い合わせはこちらから!

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コメント 4

chercher

マルサラワインの工場見学に塩田の風景、なんて魅力的なのでしょう!
今すぐ旅に出たくなりました~♡
by chercher (2010-03-01 10:58) 

REI

★cherecherさん>コメント&nice!ありがとうございます!
シチリアには美味しいチーズもたくさんあるのですよ。
本当に奥の深い美食の島です♪
by REI (2010-03-01 16:24) 

citron

こんばんは。
天日干しで作る塩、なめて見たいです。これぞ本物
ですね。私も天然塩を使っていますが甘味があって
美味しいです~。ワインを試飲して・・・いいですね。
シチリアは魅力がいっぱいでやはり一度が行きたいです♪
 
by citron (2010-03-01 19:04) 

REI

★citronさん>こんにちは!
天日干しの塩は、どこと無く甘く、、、。
その土地の恵み(ミネラル分が多いという海水)とその土地の気候を利用した、
大地の恵みと人間の知恵の結集ですよね、この塩。
シチリアにはまだまだ美味しいものがたくさんあるのですよ♪
by REI (2010-03-02 20:43) 

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