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REIといくシチリア南東部1泊小旅行<2009年夏> [REIと一緒に行く小旅行]

「REIといくシチリア南東部1泊小旅行」は2009年夏、ラ ターボラ シチリアーナに新しく登場したプランでした。シチリア南東部は、西部から行くと非常に行きにくい場所。その上、バス乗り場、バスの乗り方も複雑で、イタリア語も話せないのに不安だわ、、、という方のために短時間でトラーパニから往復できるプランを作ったのでした。

初アテンドは2009年6月。プランでは1日目はトラーパニからチェファルー、そしてカルタジローネにに行くのですが、今回はお客様のご希望によりパレルモを見学していくことにしました。

パレルモでは、、、、

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まずは教会巡り。この日はパレルモ観光のハイライト!とも言えるノルマン王宮が残念ながら閉館(涙)その代わりに旧市街にある歩いて回れる教会を5つほどまわりました。その後は、日曜日なのに思いがけず開いていたバッラロの市場を見学。

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バッラロ市場は廃墟郡の中にずら~りと屋台が並び、入り口から出口まで全部通過するならば午前中いっぱいかかってしまうくらいの長さです、、、、(汗)この日はすごい人込み!市場見学の際には、スリにお気をつけくださいねー。

パレルモをたくさん歩いた後は、いざカルタジローネへ!パレルモからカルタジローネまでは約300キロの道のり、、、。日曜日だったのでパレルモ渋滞がなかったこともあり3時間で順調に着きました。今回選んだお宿はカルタジローネの街から数キロの場所にあるアグリツーリズモ。シチリアのアグリツーリズモ、、、というと、ド田舎にあってナビもきちんと辿り着けないほど山奥にあるところも多いのですが、今回は街に近かったこともあり迷わず到着!そして、その後は、早速カルタジローネのあそこをめざして、、、。

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そう、カルタジローネと言えば陶器で飾られるこの階段!いつ見ても美しいこの陶器の階段、今回もまたじっくりと見てきました。もちろんお客様の目当ては陶器ショッピング!階段の両脇にはあっちにもこっちにもお店の嵐。日曜日だったので若干しまっているお店もありましたが、あまりに多すぎると迷ってしまうのでそれぐらいでよかったかも、、、、。私もしっかりとショッピングしてきました(笑)

ショッピングの後はアグリツーリズモでの夕食。この日が誕生日だったお客様Kさん、アグリでみんなでお祝い!私もささやかながら、ネーム入りのお皿をプレゼント。お誕生日ケーキの時には、中からシェフも登場してみんなでヤンヤヤンヤの大騒ぎに(笑)楽しい誕生日会となりました。

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さてさて、翌日。カルタジローネから1時間ほどのモディカ、ラグーサにいきます。ここらへんはバロックの街として世界遺産にも登録されています。

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そしてモディカには私の古巣、ドルチェリアボナユートもあります♪毎回温かく迎えてくれるボナユートの面々は、私が働いていた4年前と全く変わらず。とは言えども、、、最初から最後まで本当によく面倒を見てくれたベアトリーチェは数年前に離婚、私が働いていた時にいた小僧(当時12歳)はもう高校生になってお店にはおらず。(ここまでは知っていました)今回は、ボナユートの厨房を支えるジャンニがなんと結婚!そして、私が働いていた時にはまだ高校生だったコスタンティーノがなんと、モディカでお寿司屋さんを開いていました(@_@;)ふぅ、4年間って、結構色々なことが起きるのね~、、、と思ったのですが、彼らもまさか私が4年後までここシチリアに残っているとは、当時は想像もしなかったでしょうね~(笑)

さて、こうして1泊2日の旅は終焉を向かえ、、、最後はいざトラーパニへ!とは言ってみるものの、モディカからトラーパニまでは約400キロ。確か、モディカからパレルモまでのバスは5時間半かかるはずだし、、、。(ちなみにパレルモ→トラーパニ間のバスは2時間。という事はバスを乗り継げば7時間以上!ゲッ!)超ロングドライブを想像しつつ、、、今回はC氏に運転を頼んだのですが、さすがイタリア人。なんと4時間で到着~~~~~!

トラーパニ→チェファルー→カルタジローネ→ラグーサ→モディカ、、、シチリアは公共の交通機関が発達していない為、バスや電車で周ったら3泊以上はかかってしまう約1000キロを走破するこの旅。短い旅の工程の中で色々な場所に行きたい!という方にオススメのプランです!

詳しくは、ラ ターボラ シチリアーナのホームぺージをご覧くださいませ~~~。

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新プラン!レジデンス泊 料理教室+工場見学 3泊4日・5泊6日 [レジデンス泊料理教室+工場見学]

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ラ ターボラ シチリアーナに新しいプランが登場しました!

1月~2月までお休みしている「REI宅泊 料理教室+工場見学 3泊4日・5泊6日」に変わって、トラーパニの中心部にあるキッチン付きレジデンスに宿泊、そして今まで通り、料理教室&ワイナリー+塩田見学+エリチェ観光が付いたプランが登場しました。

1月&2月に新プランをご希望されるお客様は、更にお得!

通常、料理教室は「REIの料理教室×2」(3泊4日の場合)なのですが、1月2月は「マンマの料理教室×2」(3泊4日の場合)となります!もちろん追加料金はサービス!!「シチリアマンマに料理を習ってみたかったのよね~、、、」と言う方、是非2010年1月or2月にトラーパニにお越し下さい。

詳しいインフォメーションはこちらから。

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*プランで訪れる塩田

皆さんからのお問い合わせ、お待ちしております!

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ブドウ畑の真ん中にあるアグリツーリズモDonna Franca(ドンナ フランカ) [シェフに学ぶ@Donna Franca]

先日もご紹介した「料理三昧!シェフに学ぶ本格派シチリア料理教室@Donna Franca 」。今日はドンナフランカの紹介です。

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ドンナフランカは、トラーパニとマルサラの中間地点にあるカンティーナ(ワイナリー)を併設したアグリツーリズモ。目の前にはこんなブドウ畑の風景が広がります。今日のトラーパニ、朝には通り雨が降ったものの、私が家を出る頃にはすっかり晴天。でも、白い雲がモコモコ残っていて青空とのコントラストも美しく。シチリアのブドウの収穫は8月からと、とても早く始まり、現在はすっかり収穫も終了しています。写真左側、遠く~に見えるのはエリチェの山。ちょっと角度をずらすと、海の向こうには島もくっきりと見えていました。(写真には写っていません)

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ドンナフランカのブドウはBIO(ビオ)栽培。ブドウ畑を囲むようにしてバラの花が植えられています。バラはブドウの木に寄生虫が付く前に知らせてくれるらしく(つまり、バラが先に寄生虫にやられちゃうのです、、、)、BIO栽培のブドウ畑ではおなじみの光景と成りました。

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こちらはとってもシックなフロント部分。いつもディレクターのヨセフ君が迎えてくれます。

シチリアは、「観光産業」が進んでいるようで、意外と進んでいない場所で、、、。シチリア人の頭の中では、「観光=宿泊施設」というところまでしか到達しないようなのです。そんな中、知り合った頃からヨセフ君は、「もっとさー、シチリアの食文化を伝えるような企画を立てたいんだよね~。」と言っていました。現に、私が去年、初めてこの宿を見に行った時に、「料理のレッスン」を提案してきたのは彼の方からでした。1年ほど、な~んとなく連絡を取りつつ、な~んとなく色々なアイディアを話してきた私達。彼の考え方が私の考え方と非常に似ていて、いつも私が思っている以上の提案をしてくれるので、、、「よし!2009年から本格的に取り組むか!」という話になったのです。

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フロントの横っちょにあるサロン。私のお気に入りの空間でもあります。バールも併設しているので、カッフェを飲んだり食後にバーとしても利用可能。

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ブドウ畑の中にポッカリと浮かぶ、ドンナフランカ。

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(左)清潔で明るい客室。どの部屋からもブドウ畑が見渡せます。
(右)バスルーム。

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(左)夕陽を浴びるホテルの外観。
(右)秋のブドウ畑の風景。

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(左)BIOワインが眠るワイナリー。テイスティングもできます。
(右)ワインの販売も行なっています。

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(左)フロント奥にあるバール。Caffe’を飲んだり、食後酒をゆっくりと飲むのもいいかも。
(右)海の幸が楽しめるレストラン。

ヨセフ君、この料理レッスンの他にも、とっても楽しいプランを計画中!
「来年のVendemia(ブドウの収穫)の時にはさ、お客様にも是非、収穫に参加してもらいたいんだよね。そしてさ、昔やっていたように、皆で足でブドウを踏んでブドウを潰すの!そうして皆で収穫して、皆で足で潰して作ったワイン、こっちで管理して、飲み頃になったら参加してくださったお客様にキチンと配送して、、、どう、面白そうじゃない!?」

うんうん、面白そう!足で潰すの、私も参加したいくらい(っていうか、きっと参加する・笑)こちらの詳細も、決定次第、お知らせしますね~。

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打ち合わせに行った日の帰り道、大好きなアントニオ カルロス ジョビン(ボサノバの神様です)を聞きながら自然の中のドライブ。ドンナフランカに打ち合わせに行く日は、なんだか気分もすっきりとするのでした。

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パレルモ近郊のアグリでランチ&オリーブ畑見学 [料理教室・シチリア美食ツアー]

2007年のユキキーナツアーに続き、今年も東京で開催されている料理教室の「シチリア美食ツアー」のコーディネート、総勢11名様の方々をご案内させていただきました。

パレルモに3泊、そしてトラーパニに1泊のご滞在だったので、見学メインはパレルモ近郊。「是非パレルモ近郊でオリーブ農園見学、そして農園で食事を!」というご希望から、パレルモ近郊のアグリでランチ&オリーブ農園見学をしてきました。行って来たのはパレルモから約30キロ、Piana degli Albanesi(ピアーナ デッリ アルバネージ)という街にあるMasseria Rossella。7000本のオリーブの木を所有するオリーブオイルの生産者でもあり、今回、「ランチの後にオリーブ農園を案内してほしい」という希望に快く答えてくれました。季節は10月初旬でオリーブ摘み体験が出来るか否か、、、と瀬戸際だったのですが、今年は9月に大量に雨が降ったため、収穫が若干遅れ、残念ながら収穫はできませんでした。確実にオリーブ摘み体験をしたい!という場合は10月下旬~11月上旬にシチリアにいらっしゃる事をお勧めします。

パレルモからグネグネ道を走ること約1時間。やっと着いたアグリは、、、、

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静寂に包まれる緑の中にありました。
1800年代前半から続く貴族の家系に当たり、現在はアグリツーリズモ&BIO農園となっています。農園見学、、、の前にまずはランチ。

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29 歳という若いシェフが作った料理でしたが、とってもナチュラルな味で美味しかった♪ 中でも一番美味しかったのは、、、、「Patate Fritte(ポテトフライ)」(笑)イタリアでは冷凍もののジャガイモを揚げる訳ではなく、きちんとジャガイモを切って揚げています。なので、意外と美味しいんですよね、ポテトフライ。(シェフ、失礼しました!)全体的に塩気も押さえ気味で量も適量。(と思ったのは私だけ?)周りの雑音が全くないこの場所、私達がしゃべらなければシーンと静まり返ります。こんな中でおしゃべりをしながら2時間たっぷりかけてのランチ、(仕事とは言えども)私も楽しませていただきました。

さて!たっぷり食べた後は、腹ごなしの(?)オリーブ農園見学です。案内してくれたのは、ここのアグリのオーナー、アレッサンドロ。

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シチリア人っぽくなく落ち着いた口調で説明をするアレッサンドロ。でも、物静かな中にオリーブに対する熱い情熱を持っているのはさすが生産者。ランチ時に味見したRossellaのオイルはとっても美味しかったのです。

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ランチ後、お腹の重い私達をよそに、ヅンヅンと突き進む、、、、。自然農法で栽培されているため雑草はそのまま。そんな上を歩くのも気持ちいいものです。 Rossellaではオリーブの今年の収穫は20日(10月)以降に始まるそうです。トラーパニが10月10日前後に始まる頃なのを考えると、少し遅いのかな。それもそのはず。ここは標高が750メートルもあるらしく、標高0~100メートル地帯のトラーパニよりは若干オリーブが熟すのが遅い訳です。

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ここで植わっているオリーブはチェラスォーラ種、ビアンコリッラ種、ノッチェッラーラ種、の3種をメインに、ジャラッファ種という種のオリーブが少しだけ植わっています。先の3種はトラーパニ地区と同じく、西シチリアを代表する3種。「オリーブの実」と一言で言えど、種類は1000以上あると言われ、それぞれ身の形の大きさも硬さも色も違います。(葉の色や形も違うのですよ)

約1時間半かけて、大きな農園の一部を散策した私達ですが、説明を聞いている途中、「パーン!パーン!」という銃声を何度となく聞いた私達。アレッサンドロは「ハンターだよ。」と言っていましたが、、、

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本当だ!ハンターに遭遇しました。黄色の→の先、見えますか?鳥が2匹ぶら下がっていました、、、。日曜日のご馳走になっちゃうんだろうな、、、(苦笑)

農園からはこんな美しい風景を見ることができました。
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今回、この農園は私も初めての訪問。私は農園の人の説明を聞くのがいつもとっても楽しみ♪生産者それぞれにそれぞれの信念を持っているのですが、どの生産者も情熱を傾けているのは一緒。そんな彼らの話を聞くのが大好きな私でした。

今回は料理教室ツアーの中の一環として組み込んだ「パレルモ近郊のアグリでランチ&オリーブ畑見学」ですが、3名様以上で開催が可能となっています。もちろん、料理教室・シチリア美食ツアーの中に組む込む事も可能です!ホームページには載っていませんが、ご希望の方はこちらからお問い合わせください。

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料理教室の先生&生徒さんと周るシチリア美食ツアー [料理教室・シチリア美食ツアー]

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「生徒さんを一緒に連れて、シチリア美食ツアーに行きたいけれど、一人じゃ大変だし、言葉も不安だし、、、。シチリアは情報が少ないから、なかなかオーガナイズが難しいのよね。」

と思っている、料理教室の先生方!朗報です!

ラ ターボラ シチリアーナでは人数が集まれば、皆さんのご要望に合わせたオリジナルシチリア美食ツアーをオーガナイズする事ができます。年に数回、1週間程度の「通訳付き専用車で周遊するシチリア美食ツアー」をオーガナイズしますが、中でもリクエストが多いのが料理でイタリア料理を教えている先生の方々からの依頼です。

2008年の秋、人気料理研究家のユキキーナさんこと、前澤由希子さんの料理教室ツアーのオーガナイザーを勤めさせていただきました。そして、皆さんのお世話役としてツアーにもビッチリと同行させていただきました!

ユキキーナさんと出会ったのは2007年。実は最初はラ ターボラ シチリアーナのお客様としてトラーパニにいらっしゃっていただいたのです。意気投合した私達は夏の一時帰国のときにも日本で再会。秋にはピエモンテにトリュフ狩りに一緒に行き、日本でイタリアで再会を繰り返し、、、。2008年になって、私が某雑誌の取材同行で訪れた豚肉レストランの話で2人で盛り上がり、「一緒に行きたいネ!」という事になり、、、「じゃぁ~、教室ツアーでも組もうかな、、、」というユキキーナさんの一言から、秋には本当に実現してしまったのです!というか、10人以上のお申し込みがサササーと集まり、最終的にはキャンセル待ちだったとか!さすが、人気のユキキーナさん★

ツアーはユキキーナさんが行きたい場所を中心に、ツアーの内容は全てオリジナルで組みました。

<1日目>ユキキーナさんご一行様、パレルモに到着。パレルモのホテル泊。

<2日目>午前中、ユキキーナさんのガイドでパレルモを散策。メルカート近くのオヤジ食堂でランチ。私はランチの時に皆さんと初対面!感じの良い方ばかりで一安心★
その後、トラーパニに移動。トラーパニ近辺アグリ泊。

<3日目>マルサラワイン見学、塩田見学。その後、海の幸を皆で頬張ります。夜はアグリにてレッスン&夕食。

<4日目>マンマの家でレッスン!ユキキーナご一行様12人+マンマ&パパ+私&C氏も飛び入り参加し、計16人での大昼食会!お客様でいらしていた新婚さんのお祝いもしちゃいました♪ エリチェ観光。 アグリには部屋にキッチンも付いていたので、夕食はスーパーでお買い物して、アグリで召し上がられました。たまには胃も休ませてあげないと、、、、(汗)

<5日目>オリーブオイル生産者訪問。オリーブオイル畑を見学して、オイルを作るところを見学。その後、トラーパニ近辺で植えられている代表的なオリーブ種類、チェラスォーラ、ビアンコリッラ、ノッチェッラーラを試飲。その後、3種類のブレンドも試飲。パンとオリーブオイル、そしてフルーツで簡単な昼食。その後、ニューシネマパラダイスが撮影されたと言うパラッツォアドリアーノに。運転手が「次回は4×4で来る!」というほどの悪路を走り続けやっと到着、、、、(汗)村を見た後は、一気にラグーサまで移動!!宿泊先アグリにてシチリアの山料理を堪能。(おいしかったぁ~♪)

<6日目>ラグーサの街を観光。夕方からは、アステカ文明から伝わると言うモディカのチョコレート作りを見学@私の古巣、Bonajuto。そして、このツアーの出発点となった豚肉料理レストランへ!相変わらず美味しいのでありました★

<7日目・8日目>シラクーサ移動。ここからは自由行動、のはずだったのですが、、、。さすが統率力のあるユキキーナさん、結局皆さんと一緒にギリシャ劇場に行ったり、海の幸を食べたり、お買い物をしたり、、、。シラクーサの街を満喫しました。

<9日目>カターニャ空港より皆さんご出発!

ユキキーナさんの愛娘シエナちゃんと、お客様のお子様@男児S君のチビッコ2人も参加。2人で仲良く遊ぶ姿は本当に微笑ましく、シエナちゃんもS君も元気イッパイで人見知りする事もなく、イタリア人に怯える事もなく(笑)ツアーを楽しんでいたようでした。

旅から帰って来た翌日、メールを開いてみると、なんと参加された生徒さんからのメールを発見!その後も、続々とメールやらブログのコメントやらが、、、。本当に嬉しかったですよ~。この一瞬こそ、本当に充実感を味わえる一瞬です。

この旅、随分前から構想を練っていた事もありましたが、後から振り返っても「あ~、こうしたほうが良かったかな、、、」なんて思うことがほとんどないくらい、盛りだくさん&順調な旅となりました。いくらイタリア語が話せても、1人で予約もして生徒さんを連れて、全てをこなすのはやっぱり大変だと思うのですよね。交通の便の悪いシチリアで大人数で動くのも大変だし、、、。料理教室でツアーを組んでみたい、という先生方、シチリア周遊ならおまかせくださ~い。ラ ターボラ シチリアーナが最初から最後まで、しっかりとサポートします。皆さんの希望をベースにオリジナルツアーを組む事ができます!

「通訳付き専用車で周遊するシチリア美食ツアー」は、料理教室の先生でない方も4名様以上でオーガナイズをすることが可能です。お問い合わせはこちらから!

*一番上の写真は、最終日のシラクーサの夜明けです。

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マルサラワインカンティーナ訪問@Florio(フローリオ)社 [”食”の工場見学]

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トラーパニから約30キロ南の街、マルサラ。この街には「マルサラワイン」という地酒があります。名前は聞いた事がある人も多いと思いますが、実態を知っている人は少ないはず。このワイン、これが中々奥が深いのです。

ラ ターボラ シチリアーナでは、マルサラ最大手のFlorio社(フローリオ社)に専用車で、そしてREIの通訳付きでご案内します。

ところで、マルサラワインって、どんなワインだかご存知ですか?日本では、主に料理酒として知られいますが、実はとっても美味しいワインなのです。ワインと言っても、テーブルワイン(普通の赤ワインや白ワイン)ではなく、主に食前酒や食後酒として飲まれる、アルコール度の高いワイン。アルコール度が高いのは、ブドウ汁にブドウから作られたブランデーを加えているから。(酒精強化、と言います)とはいっても、科学的なアルコールなどは一切加えられておらず、全てが天然素材です。

マルサラワインは大きく分けて”Secco(セッコ=辛口)”と、"Dolce(=ドルチェ=甘口)"に分けられます。セッコは冷やして食前酒に、ドルチェは食後酒にデザートワインとして飲まれます。甘いお酒とチョコレート、という提供のされ方もします。
そして、熟成された年数によっても呼ばれ方が変わってきます。

Fine(フィーネ)・・・・・・熟成期間1年以上 / 料理・菓子用として
Superiore(スペリオーレ)・・・熟成期間2年以上 / 食前酒・食後酒として
Riserva(リゼルヴァ)・・・熟成期間4年以上 / 食後酒として
Vergine(ヴェルジネ)・・・熟成期間5年以上 / 食後酒として

当然、熟成が長ければ長いほど、深く濃い味に変わっていきます。

カンティーナは海のすぐ前にあり(写真上)、かつては作ったワインを目の前の海から世界各国に輸出していたそうです。カンティーナはご立派。正面には大きな建物、建物に向って右側がカンティーナとなります。今日、私達の案内をしてくれるのはこのお姉さん、カティアちゃん(写真下)。典型的なシチリア女性の顔、小柄で痩せ形のオシャレなお姉さんです。まずは、カンティーナを歩きながら、マルサラワインの歴史を説明してくれます。

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「マルサラワインは偶然の産物として生まれました。1733年、イギリス人商人ジョン・ウッドワースは、石鹸作りに必要な灰を仕入れるためにシチリアに船で向かいました。が、航海中嵐に遭遇しマルサラに避難、そして偶然、立ち寄ることになった街マルサラで、彼は美味しい地ワインと出会ったのです。この美味しさに感動したウッドワースは、何とかしてイギリスに持ち帰ろうと考えたのですが、そのままではイギリスまでの長旅には耐えられないため、アルコール度を高めて(現在でいうところの“酒精強化”)イギリスに持ち帰ろうと考えたのです。これが、マルサラワインの始まりである。その後、彼が造り出した新しいマルサラワインはイギリスで大評判となり、あのネルソン提督から「世界一美味しいワイン」と表彰されるまでになりました。」


意外ではありませんか?マルサラワインは元々はイギリス人の手によって作られたのです。
そして、イタリア人として最初にこのマルサラワインに取り組んだのが、"ヴィンチェンツォ・フローリオ"、そう、ここ、カンティーナ フローリオの創設者です。マグロ漁業などで大成功を収めたヴィンツェンツォは、その財力とマグロ漁業で得た海運業の知識を生かし、マルサラワインを世界中に広めることに成功したのです。

カンティーナの中は、キレイに整備され、特殊なシチリアの石を使った床と木の天井によって自然の空調が施されています。1年中、適度な温度と湿気が自然に保たれているそうです。

こうしてマルサラワインの歴史やマルサラワインについて色々と説明を聞いた後は、お楽しみの試飲タイム!(これが楽しみなんです♪)
今日試飲したのは、典型的なセッコとドルチェの2種。飲み比べていただくと違いは歴然!どちらが好みかは、、、是非、現地でお試しください。

ラ ターボラ シチリアーナのプランでは、Florio社の見学後、マルサラ近くの塩田に寄ります。一度で2度美味しい「マルサラワイン見学+塩田」のプランはラ ターボラ シチリアーナの中でも人気プランです。詳しくはこちらからご覧下さい。

お問い合わせはこちらから!

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シチリア島の西の端っこの楽園 ファビニャーナ島へ行く [REIと一緒に行く小旅行]

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7月8月は観光シーズン真っ盛りのシチリア。2009年の夏は家族やお友達で旅行でいらっしゃる方のアテンド、そして中旬~下旬は料理教室と大忙しだった私。(例年に比べるとね)しかし、旅行のアテンドでは私もシチリアの大自然を楽しめるのが嬉しいところ♪

トラーパニの西に位置するエガディー諸島はファビニャーナ島、レヴァンツォ島、マレッティモ島の3島からなり、イタリアでも密かなバカンス地として有名です。その中でもファビニャーナ島は美しい海と美食の島として知られ、夏には多くのバカンス客がヨーロッパ中から訪れます。私は今まで8月のファビニャーナ島には行ったことがなかったのですが、今年はアテンドとして行くチャンスが訪れました。ある程度の混雑は予想していましたが、、、予想通り大混雑のファビニャーナ島でした。私達は、指定日に島に絶対に渡らなければいけない為、往復4ユーロ(@1人)の追加料金を払って前日にチケットを購入。午前中に島へ渡るチケットは当日は購入できないこともあるので要注意!この4ユーロ、ケチると島へ渡ることが出来ない可能性も、、、、(汗)ちなみに、7月8月以外は当日購入でも大丈夫だと思いますが、いずれにせよ前日にチケット売り場に様子を見に行く事をお勧めします。

もちろん島へ渡る船が大混雑!という事は、、、、島も大混雑。レンタサイクルを借りた私達ですが、ここも大混乱!お店の人もいつにない混雑ぶりに「もう、やってられないわ~(@_@;)」と言っていました(笑)ちなみにレンタサイクルには身分証明書(日本人の場合はパスポート)が必要となりますのでご注意を!

大混雑の中、自転車を借りてようやくサイクリングに出発!まずは目指すはファビニャーナ島で一番美しいとも言われる「Cala Rossa」。(一番上の写真は上から撮ったCala Rossa)ここに辿り着くまで、約30分間チャリンコをこぎます!そして崖っぷちを下っていくと、、、、、

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こんな美しい海が私達を待っていました、、、。 しかし、すごい人だ~~~っ!水の中にこんなに人がいるのも、船が密集しているのも私は初めて見ました。季節外れに行くと、だ~れもいない程なのですが(笑)アテンドしたご家族は、皆さん、楽しそうに海水浴♪ そりゃ、この海で泳がないのはもったいないでしょ~っ!私は陸でお留守番。(いやいや、仕事ですから・笑)

その後もサイクリングを続け、他のビーチポイントも回り半日サイクリングは終了。暑い暑い夏は半日もサイクリングすれば十分な運動量です。

しかし、シチリアには美しい海が色々とあるものです。どこの海も色が全く違うのですよ。これだから飽きません。

島へは行きたいけれど、、、言葉が分からない土地で船に乗って、自転車借りて、自分で道を探して、、、そんなの不安だわ~、という方の為に、「ファビニャーナ島でサイクリング!」というコースを今年から開始しました。私、REIが皆さんをファビニャーナ島にご案内します!お申し込み、お問い合わせはこちらから。


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イタリアで唯一(!?)ベテランマンマのクスクス教室 [ベテランマンマの料理教室]

ここトラーパニの代表的伝統料理と言えば「クスクス トラパネーゼ」。チュニジアまで約100キロという距離に位置するトラーパニ。かつて海を渡って伝わってきた北アフリカの伝統料理クスクスが、今も尚、伝統として残っています。

クスクス、、、と聞いて、

「あ~、あのポソポソした、、、、」

とおっしゃるあなた!是非一度、トラーパニのクスクスを召し上がりに来てください!

そして、

「あ~、あの箱に入った、、、、」

とおっしゃるあなたも、是非是非、トラーパニのクスクスを召し上がりに来てください!(笑)

日本「クスクス」と言えば、は箱に入ってお湯やスープで戻すものを指しますが、トラーパニで「クスクス」と言えば、「硬質小麦(Farina di gurano duro)の粉」から作る、「手作りのクスクス」を指します。と言われても想像が付かないでしょうか、、、。

こちらがクスクスの原材料、硬質小麦の粉。小麦の挽き割りといった感じで、随分ザラザラとしています。
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そしてこれに少しずつ水を加えてかき混ぜていくと、、、、あら不思議!クスクスが出来上がります!
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このクスクスを1時間半(!)蒸します。箱に入ったクスクスは蒸しあがったものを乾燥させたもの。(なので風味が全くありません)蒸しあがったクスクスは、まるで炊きたてのご飯のように、そのまま食べても美味しいのです♪トラーパニは海沿いの街、そして漁業も盛ん。という事で、クスクストラパネーゼは魚介のソースに合わせます。蒸したてのクスクスにたっぷり染み込ませた魚介のソース、、、これだけを食べるためにトラーパニにきても損はしない!というくらい美味しいのです♪
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ラ ターボラ シチリアーナでは、クスクスの謎を解くべく、主婦業50年というベテランマンマ、パオラさんにクスクスを習う事ができます。サン ビート ロ カーポという海沿いの街で生まれ育ったパオラさんのクスクスはまさに絶品、、、。パオラさんも、これまたパオラさんのマンマから教わったといういいます。パオラさんの作るクスクスは、私がトラーパニで食べたクスクスの中で一番美味しいクスクスなんですよ♪ 美味しさの秘密は、、、それはレッスンの時に解明します(笑)

レッスン当日はトラーパニの魚市場へ魚を買いに行くところから始まります。トラーパニの魚市場には、すぐ近くにある漁港から運ばれてくるとれたての魚が並びます。その中から、魚のスープを作るための新鮮な魚を選び、いざマンマのお宅に!マンマのお宅はトラーパニから10キロほど離れた小さな村にあります。オリーブオイルも、卵も、野菜も自家製、というマンマのお宅は、自然に囲まれた環境でリラックスしてレッスンを楽しんでいただく事ができます。粉からクスクスを手作りして、魚をさばいてスープを作り、、、お待ちかねのランチタイム!イタリアンファミリーの1日体験ができるマンマのレッスンは、REIが通訳として同行するのでイタリア語が話せない方でも安心してご参加していただく事ができます!

レッスンの詳細はこちらをご覧下さい。 おそらくイタリアで唯一(?)クスクスを学ぶ事ができるであろうこのクスクス教室、お見逃しなく~。
お申し込み、お問い合わせは
こちらから♪

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オリーブオイル工場見学 [”食”の工場見学]

昨年の12月、とある街の商工会議所の方々から、”マルサラワインのカンティーナとオリーブ農園の視察”のコーディネートを依頼されました。いらした皆さんのテーマは、「世界に発信する小規模生産者」。なるほど・・・・どうして商工会議所が?と、私も思ったのですが、この話を聞いて納得しました。
その時にいらしていた一人のお客様Oさん、色々なモノを見つけてはパチリ、イタリア人を見つけてはパチリ、すごく真剣に説明を聞いてくれ、そして色々なモノを写真で記録を撮っていた方がいらっしゃいました。そのお客様が、先日撮っていた写真をまとめて送ってくださったのです。送ってくださった理由はこれまた参加されてた女性Yさんのこんな理由。

「オリーブ畑でオリーブ狩り体験をさせてもらった時、オリーブ従事歴20年のおばさんが私にイタリア語で一生懸命に何かを言っていたんですね。で、私、イタリア語は一言もわからないので、何を言っているのかわからなかったんですけど、今考えたら、あれは、私たちがずっとカメラで仕事の様子とかを撮っていたので、「写真見せて」とか言ってたんじゃないかと思うんですよ。(私の想像ですが…)で、とても良いカメラを持っていたOさんとも相談して、現像した写真を送らせていただきたいなと思っているのですが…」


こんな事を、日本に帰ってまで考えてくださるなんて、コーディネートした甲斐があるというかなんというか・・・。そして送られてきた写真、とっても生き生きとした写真だったので、数多くの写真から厳選して何枚かこのブログでご紹介させていただく事にしました。

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オリーブ農園の持ち主、アルベルト。まずは、オリーブオイルを作る工場(Frantoio=フラントイオといいます。)で、オリーブオイルの作り方を見学します。とっても熱い男で、オリーブオイルの話をし始めると、止まりません、、、(^_^;)

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オリーブオイルの工場で働くおじさん。工場はコンピューター制御で、しっかりと温度管理がされ、尚且つ酸素に一切触れずに作ることが可能。

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何々?秘密の会談?

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説明を聞いた後はテイスティング。小さなカップに入れて試飲します。本来は色が良く見えるよう、ガラスの器に入れてテイスティングします。

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いよいよオリーブ農園に出発っ!

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おっ!摘んでる摘んでるっ!今日摘んでいた方々は、もう10年くらい、ここの農園でオリーブ摘みの手伝いをしているそうです。

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とっても穏かな表情。自然の中にいると、仕事をしていてもこんな表情に・・・♪

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オリーブは、こうやってハシゴを枝にかけて登りながら摘みます。

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超真剣な眼差し。

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この方は、上の写真のオバチャンのダンナ様。「オイラさ~、今年が初参加なんだよ~。今年から定年でさ~、かぁちゃんを家で1人で待っていてもつまんないからよぉ~、オイラも着いてきたんだよね~。」仲のよいご夫婦で♪でも、オジチャン、イマイチ働いていませんでした(笑)

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よしっ!次の木へ移動!!

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真っ青な空には、鳥が飛び、、、、

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畑の脇には、野の花が咲きます。

数多く送っていただいたデータの中から、「オリーブ農園で働く人」をテーマに写真を選んで見ました。しつこいようですが、私が撮った写真ではないですよ。

写真を撮ってくださった方は、新潟で葡萄園を経営されている岡村さん。ワイナリーではブドウについて生産者にとっても熱心に質問をされていました。プロ同士の会話は通訳をしていてもとても楽しく、岡村さんの専門家らしい質問は私もとっても参考になりました。
岡村葡萄園さんのHPでは、ブドウ畑の四季、そして日記ではリアルなブドウ畑の様子が見ることが出来ます。通信販売もしています。
こんなに真剣な生産者のブドウなんだから、絶対に美味しいはずっ!

オリーブオイル工場見学は通年行っておりますが、オリーブの収穫を見る事ができるのは10月中旬~11月中旬にかけて。その他の時期は、オリーブ畑でオリーブの木について説明をしながら見学した後、搾油所(フラントイオ)にてオリーブオイルの作り方の説明、そして試飲と続きます。

個人で行くのはなかなか難しいオリーブオイル工場見学。オリーブ農園までの移動・ガイド・通訳など、ラ ターボラ シチリアーナが皆さんをサポート致します!

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