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紀元前の世界にタイムトリップ!カルタゴ遺跡の島、モツィア島へ! [REIと一緒に行く小旅行]

マルサラの塩田近くから小船に揺られて約15分。そこには、紀元前8世紀に西地中海とイベリア半島を結ぶ交易の中継地点としてフェニキュア人が建設した街「Mozia(モツィア)」があります。モツィアは小さな島で、ここからは紀元前8世紀~3世紀ごろのカルタゴ(現在のチュニジア)の文明の足跡がたくさん発見されているのです。

では皆さんも一緒にタイムスリップの旅に出かけましょう!

まずは塩田の水路を通り抜け、、、。

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船はのんび~りのんび~り走り、出発して5分くらい経つと、前方に島が見えてきます!

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さて、到着!

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到着するとすぐに眼に入るのが、紀元前の遺跡後、、、。ここは本当に城壁があった場所らしい。現在も石が残っています。そしてオバケアロエが両サイドに広がる道を通り抜けると、モツィア島唯一のバールやここから発掘された遺跡が展示されるホイッタッカー博物館があります。博物館には歴史上、重要な意味を持つ出土品がたくさんありますが、その中でも有名なのがこれ!

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「Gioninetto di Mozia(モツィアの若者)」という紀元前5世紀ごろの大理石像。紀元前5世紀にはこういう人がカッコイイとされていたんでしょうね~。両腕がなくなっちゃっていますが、腰に手を当てるポーズなんかは今と同じ(笑)この像、正面から見ても素晴らしいですが、後ろに回ると、、、

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見てください、このお尻のあたりの曲線を!これが紀元前5世紀にあったテクニックかと思うと、昔の人の文明にただただ驚くばかりです。

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その他、絵付けのされた陶器、アクセサリー、家の一部、などなど、展示物は狭い空間にコレでもか!というくらい並んでいます。そして全て紀元前のもの、、、、(汗)↑上の写真左下は「笑い仮面」と言って、かつては魔よけの役目を果たしていたそうです。シチリアの陶器屋さんにはこの笑い仮面にレモンや太陽が絵付けされたファニーな焼き物がたくさん並んでいます。

博物館でじっくりと出土品を見た後は、かつてのモツィアの街を実際に歩いてみよう!博物館には地図があるので、それを片手に紀元前の足跡をたどりましょう。(残念ながら日本語の地図はありませんでした)

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博物館のすぐ近く、Casa dei Mozaici(モザイクの家)。ここには家があったらしく床には白と黒の小さな石で作ったモザイクがあったそうです。

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島の中にはブドウや、、、、

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オリーブが栽培されていて、マイナスイオンがガンガン出ている、、、気がします(笑)しかし、この日は暑かった!島の入り口にバールが一軒ある他、お店などは存在していないので、必ずミニペットボトルを持って島を散策してください。そして日焼け止め&サングラスはお忘れなく!

さて、ブドウ畑の中をずんずん歩くこと約20分。島の反対側に出ました。ここはTofet(トフェット)というかつて神が祀られていた場所らしいです。紀元前8世紀~紀元前4世紀にかけてのお話だそうです。

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遺跡も面白いですが、真っ青な空、真っ青な海、、、風景も素敵です♪ 紀元前のフェニキュア人達もこんな美しい風景をみながら生活していたんでしょうね~。(どんどん妄想が膨らむ!)

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ここは結構保存状態良く、土台の部分が残っていましたが、、、なんの跡だか忘れちゃいました!

モツィア島はゆっくり回っても3時間くらいで周ることができます。小船は塩田近くの2箇所から出ていて、往復で9ユーロ。そして入島料として9ユーロがかかります。(2010年6月現在)モツィア島一帯は自然保護区になっているため、珍しい植物や鳥もいるそうですよ。

モツィア島、今までに何回も行っているのですが、、、実はこうして島を全部回ったのは今回が初めて!今まで「何にもない、、、、」と思っていたこの島ですが、意外と見所がありました。とっても興味深く、散策も楽しいのですが、、、7月~8月に訪れる方は干からびないよう気をつけてください、、、。

ラ ターボラ シチリアーナでは「塩田+ワイナリープラン」にプラス50ユーロにてモツィア島見学をすることができます!詳しくはこちらをご覧ください♪

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