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REIのシチリア料理教室 in JAPAN !! [REIの料理教室]

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シチリアで料理教室を始めて今年で4年が経ちました。始めた当初は

「日本からわざわざトラーパニまで来ていただけるのか、、、」

と不安にも思ったのですが、予想を裏切り(笑)、私の料理教室をはじめ、マンマの料理教室、シェフの料理教室に本当にたくさんの方にご参加いただき本当に嬉しい限り。皆さんには感謝感謝!です。

さて、今までシチリアだけで開催していた私の料理教室ですが、今年の秋より日本でも開催することとなりました!まず第1回目は今年の秋に予定しています。(10月か11月)まだ日程ははっきり決まっていませんが、皆さんが参加しやすいよう日曜日の昼と夜、2回の開催にしようと思っています。

毎回ひとつ、「シチリア食材」の中からテーマを選び、簡単美味しいシチリア料理を皆さんにご紹介します!第1回目のテーマは「ケッパー」。ついつい脇役となりがちのケッパー、実は簡単、且つ、相当美味しい使い方が色々。「使い方が良く分からないわ」という方、「ケッパーってあんまり好きじゃないのよね、、、」、という方も、是非ご参加ください!ケッパートリコになること間違いナシ!です。

4~5品のケッパー料理を私がデモンストレーション形式にて作ります。(人数が少なければ、皆さんに参加していただくかもしれませんが、今のところは私が作るところを観ながら学んでいただく、、、という形を考えています)その後、テーブルにてシチリアワイン(今回は白ワイン)と一緒にゆっくり食事を楽しんでいただきます。ドルチェにはエリチェのアーモンド菓子(レッスンはしません)とシチリアの甘口ワイン、パッシートを合わせます最後の締めくくりはカフェティエラで入れるイタリア家庭のエスプレッソで。(メニューは変更する場合もありますのでご了承下さい。)シチリア直送のお土産も付いています!
料金はお一人様8500円を予定しています。

料理はシチリア料理をベースに、日本でもお手軽に作れるようなレシピを作りたいと思います。「シンプルで美味しい」、をモットーとする私。食材の美味しさをフルに引き出す料理を作りたいと常日頃思っています。ですので、オサレ~な盛り付け、、、は期待しないでください(笑)「シチリア料理なんて初めてだけど、、、」という方もご安心してご参加くださいませ!

レッスン会場は新宿駅から大江戸線で数個目の駅のすぐ近く。(大体の場所はご案内に記載、正式な場所はお申し込みをされた方に後ほどご連絡致します)

ご興味の方、日程などの詳細が決定致しましたらご案内をメールにてお送りします。
info★tavola-siciliana.com

(★を@に変えてください)

このメールアドレスに、もしくは、こちらブログのコメント欄にお名前とアドレスを残してください。コメントは承認制ですので、わたしが承認しない限り他の方には見れないようになっています。(注・このブログはコメントが表示されてしまいます。お気をつけ下さい!)

皆様からのご連絡をお待ちしております!
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シェフに料理を学ぶ6泊7日@Donna Franca、9月27日より開催決定です。 [シェフに学ぶ@Donna Franca]

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「La Tavola Siciliana」の中でも人気のプラン、「シェフに学ぶ料理教室+工場見学+観光 6泊7日@Donna Franca」9月27日(月)よりの6泊7日で開催が決定しました!

最低催行人数が2名様となるこのプラン。こんなマニアなプランに2人で一緒に参加!ってことはほぼ有り得なくない??と思い、1名様からでもご参加できるよう、毎年、5月&11月の2回をベースに考えていたこのプラン。9月の開催はイタリア料理教室の先生からのご要望により、既に2名様のご参加が決定!ということで、一般公募も開始致しました。

6泊7日中、シェフの料理教室が5回、ワイナリー見学&オリーブオイル工場見学&塩田見学、そしてトラーパニでの市場&食材見学、エリチェ観光、セジェスタ観光、、、と、盛りだくさんのプラン!短期間で西シチリアの食&観光が一気に楽しめます。

ご宿泊&料理教室は、マルサラから10キロ、葡萄畑に囲まれた地上のオアシス、Donna Franca(ドンナフラカ)で行われます。今年、念願のプールもオープン!(写真上)プールの中に入っていると、遠くに見える水平線に沈む夕日と自分の目線がちょうど一緒の高さに、、、。海に入って夕日を眺めているような気分に。(そういう風に設計したそうです)9月下旬なら、まだまだプールにも入れる季節です!(ってそんな時間ないかも??)

プールサイドを夕日を見ながらお散歩、、、なんてロマンチックなカップル、、、ん?あら??よ~く見たらオジサン2人でした(笑)

詳しくはコチラをご覧下さい。

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アグリに滞在する極上バカンス(@パレルモ近郊アグリ) [アグリステイ]

La Tavola Sicilianaではトラーパニ付近のアグリは数件紹介していますが、トラーパニからはまだ離れたことが無かった私、、、。そろそろエリアも広げたいし、違う土地の事も勉強したいし、という事で少しずつ範囲を広げています。

で、まず第一弾がパレルモ付近のアグリ。

「どこかいいところないかな~、、、」

と、シチリアの友達にボヤいていたところ、

「あるよ」

え~~~、色々探したのに見つからなかったのに、こんなにあっさり見つかるとは、、、。恐るべしイタリア人の友達の和!

さて、いよいよ訪問の日。天気は快晴!パレルモから電車で約30分。駅までは無料で送迎してくれます。そしてアグリに到着。

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ジャンッ!真っ青な空に白い建物が映えます。この建物、1700年代の貴族のものらしです。現オーナー夫妻は貴族の末裔。お出迎えしてくれたのはパオラさん。こちらのオーナーです。

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まずはアグリ情報を色々とパオラさんから聞いた後、

「ダニエ~ラ~、ダニエ~ラ~~~」(館が大きいため、何度も大きな声で呼ばないと聞こえません・笑)

アグリの見学はここで働くダニエラさんに案内してもらいました。

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「スタンダードが3部屋、ジュニアスイートが8部屋、離れのキッチン付アパルタメントが4つ、、、」

思っていたよりも意外と大きいこのお宿。

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上段がスタンダードルーム、下段がジュニアスイート。スタンダードとは言えどもお部屋は広めでトランクを広げても十分なスペースが残ります。ジュニアスイートは寝室+リビングルームの2部屋タイプ。バストイレも広めです。(というか長い、、、・笑)いずれもタオル交換は毎日、シーツ交換は2日に1回。タオルもシーツも1週間毎に交換が多いシチリアのアグリ。タオル毎日交換は嬉しい!小さな石鹸とボディーソープも備え付けられています。(こういうのも無いアグリがほとんどです、、、)

さて、お部屋訪問の後は、ここのアグリの庭(と言っても巨大ですが)を散策しました。

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庭の中にはたくさんのオリーブの木、レモンの木、オレンジの木、、、。この庭だけでも相当な数がありますが、ここから2キロほど離れたあたりに、さらに巨大な畑があるそうです!アグリでは、

・オリーブオイル
・マーマレード(レモン&オレンジ)
・赤白ワイン

などを生産販売しています。もちろん全てがBIO栽培(無農薬栽培)!

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レストランで食べる野菜もアグリの畑で栽培しています。魚も釣りに行くそうです(笑)

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アグリの中にはプールもあります。プールサイドでビーチベッドに座ってノンビリ過ごす、、、極楽極楽♪ プールもありますが、歩いて15分程度で海にも行けます。帰り際に散歩してみたところ、海岸にはLIDO(リド)と呼ばれる海の家みたいなものがあり、入場料が10ユーロ。中にあるビーチベッドなどは先着順らしいです。。。が、共有の屋根&椅子があるスペースもあり、座るところにあぶれることは無いそうです。

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オリーブやブドウなど、畑を管理しているおじさん、駅まで迎えに来てくれたヌンツィア、アグリを案内してくれたダニエラ、レストランのシェフ、カメリエーレのバッティスタ、、、たくさんの従業員が働いていますが、

「私たちはファミリーのようなのよ」

と、みんな、口を揃えて言っていました。とっても親切で感じのよい彼ら達。私にとってスタッフが感じが良いことは絶対条件ですから、、、。

さて、どんなプランを作ろうか。料理教室は4人集まらないと出来ないらしいのですが、夕食は絶品!との事。(今度行って食べてきます)滞在+夕食、、、2時間ほど小さな船でのクルージングもできるらしいし、車で近くの街を散策するのも良いかも。近くにあったワイナリーもプランに入れようか、、、。色々と考えています。2泊3日、もしくは、3泊4日ほどのプランを作ろうと思っていますが、とりあえずご興味ある方、La Tavola Sicilianaのお問い合わせフォーム、又は、ブログのコメント欄に鍵コメでご連絡ください。詳細をご連絡しま~す!

アグリツーリズモ滞在って、車じゃないと行けない場所にあるし、言葉が通じないし、行ったら行ったっきり、、、何もすることがないし(汗)なかなか個人旅行では難しいと思います。でもでも、自然の中での滞在は心も体もリラックスできます。美味しいものを食べて地中海を眺めて森林浴をして、、、あぁ~ここは天国ですか??忙しかった旅の疲れを癒すために最後に数泊、、、なんていうのも良いかも知れませんね。

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オリーブの種類色々(Venus et salus オリーブ畑訪問 その1 ) [オリーブの木オーナー制度]

暑い暑いシチリア!先週、ギラギラと照りつける太陽の下、オリーブの木オーナー制度Venus et Salusのオリーブ畑訪問に行ってきました!今回で既に4組目のオーナー様の来トラーパニ&畑訪問です!(去年お申し込みくださった20組中4組ってすごくないですか??)

まずは、Venus e Salusのオリーブ畑に行く前に、もうひとつのアルベルト氏所有のオリーブ畑へ。

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この畑には4歳になるオリーブの木が190本。今年初めてオイルを絞るそうです。畑には、

・ ビアンコリッラ種
・ チェラスォーラ種
・ ノッチェッラーラ種

と3種のオリーブの木が植わっています。(ちなみにVenus et Salusの畑にはチェエラスォーラ種のみが植わっています。)それぞれ、「葉っぱの形」も「実の形」も「実の色」も違うんです。それを説明するためにこの畑に寄ったわけです。

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これがチェラスォーラ種。写真でも分かるように、葡萄の房のように固まって実が成るのが特徴。葉っぱの色も比較的緑が濃く丸っこい。

「実の形も色もそれぞれ違うけれど、熟し方も違うんだよ。」

とアルベルト氏。

ビアンコリッラ種やノッチェッラーラ種が実の側面からジワジワと熟してくる(色が変わってくる)のに対し、チェラスオーラ種はお尻のポツッと尖っている所、つまり下→上に向かって熟してくるそうです。

「熟した時の色もそれぞれ違うんだよ」

と。

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こちら、同じく4歳の木だそうですが、、、1枚目の写真と比べると随分大きくない!?

「ここは、朝、西から日が昇って、夕方東に沈むまで、何にも遮られずに180度、1日中太陽が当たる絶好の地形なんだよ。でもね、人間が一人一人個人差があるのと同様、オリーブの木も1本1本、成長の度合いが違うんだ。」

それは太陽の当たり具合だったり、下の土の状況だったり、木の性質であったり、、、理由は色々だそうです。

さて、いよいよSalus et Venusの畑へ移動です!

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上の畑と比べると、少し影の部分が多いのが分かりますか?ここも十分に太陽は当たるけれども、木と木の感覚が若干狭いため影ができやすくなっています。なので、土の水分が適度に保たれているそうです。最初の畑は日当たりが良い分、時折、散水が必要だそうですが、Venus et Salusの畑は自然の恵みだけで大丈夫だそうです。2つの畑は数キロしか離れていないのに、それでも随分条件が変わってくるそうですから、農園が違えば違うオリーブオイルができるのも頷けます。

「1本1本の木のオーナーになっていただく、、、」という触れ込みのVenus et Salus、実は私達、オリーブ畑の地図を作成中なのです。トラーパニにいらしてくださった方には自分の木を選んでいただき、現在作成中の「ネームカード」を木にぶら下げる予定です!ネームカード&畑の地図も完成したらお披露目しますね~。

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皆さんのオリーブの木は今年も元気に育っています!

熱血オリーブオイル生産者アルベルト氏の熱い説明を聞きながら畑を回ること約2時間、、、この日はおそらく40度を越えていたと思うのですが、さすが熱血(笑)説明はとどまるところを知りませんでした、、、いやいや、いつも詳しい説明をありがとう!

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ここはオリーブ畑のとなりにある畑。はるか遠くには海と島が見渡せます。この辺の海からは古代ギリシャ人やローマ人が使っていたであろうオリーブオイルやワインを入れていたアンフォラ(ツボ?カメ?)が大量に引き上げられた歴史的地区でもあるんです。2000年前からこの辺で現在と同じようにオリーブオイルが作られていたのか~、、、と思うと、不思議な感覚にさえ陥ります。

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お隣の畑の巨大かぼちゃ。本当にデカッ!

毎回、私も新たな知識を吸収することができるオリーブ畑見学。こうして仕事で、1年を通してオリーブ畑を解説付きで見学をできるのでとても勉強になります。アルベルト氏からはオリーブオイル生産者のプロとしての解説を、ドミンゴ家では長年(既に60年以上らしい、、、)、自分の家のオリーブの木を自家消費用に手入れをしてきたパパの解説、どちらも本当に興味深いです。

オリーブ畑見学の後は、フラントイオ(搾油所)に移動して、また熱い説明を受けましたが、、、これは、またいつか、他の方がいらした祭に、、、。

Venus et Salusのホームページ
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マンマの夏の定番!シンプルトマトソース [ベテランマンマの料理教室]

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マンマの料理教室ではありませんが、、、ベテランマンマのこの時期の美味しい美味しい手料理をご紹介します。

この時期になると、ドミンゴ家の畑ではトマト、ズッキーニ、巨大ピーマン、ナス、、、と夏野菜が豊富に収穫できます。ズッキーニ、ナス、ピーマンはは既に収穫が始まってから1ヶ月ほどが経ち、トマトも6月下旬に収穫が始まっています。トマトもご覧のように完熟で収穫するので、甘くてとっても美味。

そして、この時期、私がとっても楽しみにしているのが「マンマの夏メニュー」!第一弾は「お庭の無農薬完熟トマトを使ったシンプルトマトソース」

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作り方はいたって簡単。トマトを軽く茹でてざく切りにします。それを「パッサポモドーロ(皮と種を分ける機械)」をグルグルとまわしてトマトジュースを作ります。フライパンにオリーブオイルとタマネギの粗みじん切りを入れて炒め、、、、あとはバジルを入れて少し水を足して15分ほど煮込むだけ。最後に塩で味付けです。とっても簡単!だけど、、、恐ろしく美味しいこのパスタ。

この日は、お庭の巨大ピーマンのローストも用意されていて

「好きなだけパスタに乗せて食べてね♪」

これまた庭ピーマンも美味しく、連日の暑さで食欲がすっかり減退している私ですが、この日はペロリと食べてしまいました。
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(左上)イタリアマンマはパスタが茹で上がったら、水を切った後パスタを茹でた鍋にもどします。 (右上)そして作ったソースを鍋に入れます、、、。日本では多くの人が、水を切ったパスタを「ソースがあるフライパンに入れる」と思いますが、鍋に戻す方法、是非お試しください。特にトマトソース系の場合、全体にソースを絡めることができて美味しく仕上がります♪ マンマの知恵袋、ですね。 (左下)ピーマンのロースト。皮は付いたままでしたが、皮も柔らかくって全く気になりません。 (右下)パパが畑にたくさん植えている「Pizzotello(ピッツォテッロ)」という品種のミニトマト。お尻の部分がツンととんがっているのが特徴。甘みが強く、サラダにもソースにも使える万能トマトです。

ご馳走さまでした!

マンマには「自家製の野菜が取れないと作らない料理、、、」というのが季節を通してあります。シンプルトマトソースのパスタはそのひとつ。夏に大量に収穫できるトマトを使って1年分のトマトピュレを作るドミンゴ家ですが、やはりトマトピュレでは同じ味が出ないようで、、、トマトピュレを使ったパスタの場合、必ず副材料が入ります。いやはや、畑の恵み、大地の恵みですね~。私もちゃっかり恩恵にあづかる事に(笑)

毎日ジリジリと暑いシチリアです。毎年「参加する!」と言いながら逃してしまう、ドミンゴ家トマトソース作り大作戦!ですが、今年は逃さないようにしっかりレポートしたいものです、、、。しかし、暑い、、、、(汗)

もちろんシンプルトマトソースはベテランマンマのレッスンでも夏季限定で作ることが可能です!ベテランマンマの料理教室についてはここをクリック!

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最新鋭のオリーブオイル搾油工場に潜入! [オリーブの木オーナー制度]

下のエントリーでご紹介した、「オリーブの木 オーナー制度 Venus et Salus」

シチリアに私のオリーブの木が一本、、、

という、「私だけのオリーブオイル」をコンセプトとしています。しつこいようですが、ボトルには「自分の名前(本名でもニックネームでも、、、)」が入り、1年に送られる24本分ナンバリングがされています。お歳暮だったり、お返しのプレゼントだったり、、、

「何をプレゼントしたら良いか、困っちゃうわ」

という時の便利モノだ、と2009年にお申し込みをされた方からも大好評でした!

と、「名前入りのボトル」を何度も書きましたが、実は、、、このオイル、只者ではありません。何が只者ではないかって??

Venus et Salus(ヴェヌス エ サルス)のオイルが絞られるフラントイオ(搾油所)Torre di Mezzo社はイタリアでも数件しかない(!)という最新鋭のシステムを導入しています。まずはこれをご覧ください。

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この機械は、「オイルと水分を分離しやすくするために攪拌する機械」。注目すべきは、上の方に見える大画面。ここでは内部の温度や状況が全て大画面で見えるようになっています。ちょっとでも温度が上がりすぎたり、何か不測の事態が起こった場合にはすぐに気がつく事ができます。尚且つ、このシステム、コンピューターでも見ることができるらしく、、、。オイルの生産管理者であるアルベルト氏の家のパソコンとも繋がっているらしいです(汗)すごっ!

もう一つ、すんばらしいシステムがコレ。↓

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ナニコレ??という感じですが(笑)
オリーブオイルは一番最初の写真の機械に入ってグルグル攪拌される前に、砕かれてペーストの状態になります。昔は「石臼」を使っていたのですが現在は酸化を防ぐため、「空気に触れさせない方法」が主流。一般的には「ディスク方式」、又は、「ハンマー方式」を内蔵した機械を導入して、ディスクで磨り潰すか、はたまた、ハンマーで叩き潰すか、どちらかの方法を採用してオリーブの実をペースト状にするわけです。「ディスク」か「ハンマー」か、それぞれの短所・長所・特徴があり、どちらの方法を採用するかは生産者次第。ほとんどのフラントイオ(搾油所)が「どちらか一つの方式を採用」しているのに対し、Torre di Mezzo社では「両方を採用」しているのです。それが上の写真。2本のチューブが上に延びていますが、その下にはそれぞれディスク式、ハンマー式のシステムがあります。どちらを選ぶか、、、それはアルベルト氏の企業秘密だそうで(笑)一般的に「ハンマー式」の方が苦味が強く出るらしく、「ディスク式」の方がデリケートな味に仕上がるとのこと。どちらでどれだけペーストにするかは、「どんな品種のオリーブで、どんなオイルを作りたいか」、それによって変わってくるそうです。

はぁ、小難しい話となりましたが、、、お分かりいただけましたでしょうか?(汗)

そして、もう一つの大きな特徴は、オリーブがペーストとなった後、最後のステンレスのタンクに行くまで一切空気に触れない事!空気に触れる=酸化が始まるという事なので、、オイルを作るに当たってものすごく重要な事。タンクの中には窒素を注入する事で、空気とのコンタクトを防ぎます。

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(左上)これがTorre di Mezzo社の外の部分。中に最新のシステムがあるとは思えませんが、、、(笑) (右上)大画面のほか、ちっちゃな画面があります。実際にはココを技術者が操作します。 (左下)ここがペーストになったオリーブが攪拌されている様子。中にある羽はくまなく全体が周るように設置されているそうです。 (右下)攪拌された後には2種類の遠心分離機に入り、水分を徹底的に取り除きオイルの精度を高めます。

ここまで徹底的に最新システムを使ったオイルは、、、美味しくないわけがありません。雑味の無いとってもスッキリとした味わいのオイルが出来上がります。アルベルト氏曰く、

「この最新システムの機械たちは、フェラーリの車のようなもの。でもドライバー(オイルの場合は機械を操作する人)が優秀でなければ、フェラーリを乗りこなす事はできないんだよね。」

最新のシステム達は、アルベルト氏の20年以上にわたるオリーブオイル作りの知恵と経験と合わさって、最高の品質のオイルを産み出す、、、という訳です。

ご興味をもたれたか方は、Venus et Salus(ヴェヌス エ サルス)のホームページにて詳しい情報をご覧くださいませ~。

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私だけのオリーブオイル、、、オリーブの木オーナー制度  2010年も募集開始です! [オリーブの木オーナー制度]

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遠く離れたシチリアに私のオリーブの木が1本、、、2009年にひっそりと始めた、オリーブの木オーナー制度、お申し込みいただいた20名のオーナー様から大変なご好評を頂く事が出来ました。そして2010年も、まだまだオーナーになりたい方、募集中です!

皆さんにお届けするのは、トラーパニ近くのDOP地区、Valli Trapanese地区にあるオリーブ畑で採れたオリーブを収穫してからすぐに絞った新鮮なオリーブオイル、250mlの瓶を24本、シチリアからの直送です!(オイルはDOPには認定されていません)そして、ラベルの裏には、皆さんのお名前と瓶の通し番号、そしてこのオリーブの木オーナー制度のオイル作るカリスマ(?)オリーブオイル生産者、アルベルト・ガッルッフォ氏のサインが入ります。瓶に入れるお名前はローマ字であればお好きな名前を入れることができるので、「世界にひとつだけ」のオリジナルオリーブオイルの瓶、となるわけです。

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Venus(ヴェヌス)は「美の女神」、Salus(サルス)は「健康の女神」、、、古代ギリシャ時代からオリーブオイルは「美と健康」のために使われてきました。

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「1日大さじ1杯のオリーブオイルを、、、」と言われるオリーブオイルは、この世に存在している植物性オイルの中で「一番酸化しにくいオイル」と言われています。ポリフェノールやオレイン酸など、体に良い成分をたくさん含んでいます。

Venus et Salusは、私REIと敏腕熱血オリーブオイルの生産者アルベルト・ガッルッフォ氏の、コラボによって誕生しました。アルベルト氏の所有する思い入れのあるオリーブ畑の木、1本1本を皆さんでオーナーになっていただき、1年間手入れをして大事に育てたオリーブの絞りたてジュース(これがオイルです)を皆さんにシチリアからお届け致します。

アルベルト氏がVenus et Salusのために温存しておいたオリーブの畑には50本ほどのオリーブの木があります。去年から引き続きご契約された方が10名様ほどいらっしゃいますので、今年の募集は40本のオリーブの木限定となります。

詳しくは、「Venus et Salus」のホームページをご覧ください。

*昨年度、オーナーになっていただいたYpsilonさんのブログでも紹介されています!美しく写真を撮っていただき、オイルもボトルもさぞかしご満悦だったことでしょう、、、♪Ypsilonさんのブログはココをクリック!

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私、REIについて、、、 [REIについて]

このブログの題名でもある「ラ ターボラ シチリアーナ」、それは私、REIがシチリアはトラーパニで主宰しているシチリア食文化プログラムの名称です。日本語で言うならば「シチリアの食卓」?

so-netのブログを始めて約8ヶ月ほどが経ちました。が、実はエキサイトブログでは一番最初のブログから数えると6年以上、ブログを続けていることとなります。エキサイトブログでは毎週1回、「今週のピックアップブロガー」ということで注目ブロガーにインタビューをしています。そして、なんと私REI、「今週のアップブロガー」に選ばれちゃいました。

シチリアに住み始めた理由、将来の夢、私のライフスタイルなど、長々とインタビューに答えさせていただきました。私、REIこと佐藤 礼子についての色々がお分かりになるかと思います。そして、紹介された「シチリア時間BLOG2」では、シチリアの青い海と青い空、美しい風景をテーマに「シチリアよいとこ♪(時にはよくないとこ・笑)」をご紹介しています。

ラ ターボラ シチリアーナのプランに参加したいけれど、REIってどんな人?という方、是非今週のピックアップブロガーをご覧になってみてください。

こちらをクリック!

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紀元前の世界にタイムトリップ!カルタゴ遺跡の島、モツィア島へ! [REIと一緒に行く小旅行]

マルサラの塩田近くから小船に揺られて約15分。そこには、紀元前8世紀に西地中海とイベリア半島を結ぶ交易の中継地点としてフェニキュア人が建設した街「Mozia(モツィア)」があります。モツィアは小さな島で、ここからは紀元前8世紀~3世紀ごろのカルタゴ(現在のチュニジア)の文明の足跡がたくさん発見されているのです。

では皆さんも一緒にタイムスリップの旅に出かけましょう!

まずは塩田の水路を通り抜け、、、。

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船はのんび~りのんび~り走り、出発して5分くらい経つと、前方に島が見えてきます!

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さて、到着!

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到着するとすぐに眼に入るのが、紀元前の遺跡後、、、。ここは本当に城壁があった場所らしい。現在も石が残っています。そしてオバケアロエが両サイドに広がる道を通り抜けると、モツィア島唯一のバールやここから発掘された遺跡が展示されるホイッタッカー博物館があります。博物館には歴史上、重要な意味を持つ出土品がたくさんありますが、その中でも有名なのがこれ!

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「Gioninetto di Mozia(モツィアの若者)」という紀元前5世紀ごろの大理石像。紀元前5世紀にはこういう人がカッコイイとされていたんでしょうね~。両腕がなくなっちゃっていますが、腰に手を当てるポーズなんかは今と同じ(笑)この像、正面から見ても素晴らしいですが、後ろに回ると、、、

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見てください、このお尻のあたりの曲線を!これが紀元前5世紀にあったテクニックかと思うと、昔の人の文明にただただ驚くばかりです。

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その他、絵付けのされた陶器、アクセサリー、家の一部、などなど、展示物は狭い空間にコレでもか!というくらい並んでいます。そして全て紀元前のもの、、、、(汗)↑上の写真左下は「笑い仮面」と言って、かつては魔よけの役目を果たしていたそうです。シチリアの陶器屋さんにはこの笑い仮面にレモンや太陽が絵付けされたファニーな焼き物がたくさん並んでいます。

博物館でじっくりと出土品を見た後は、かつてのモツィアの街を実際に歩いてみよう!博物館には地図があるので、それを片手に紀元前の足跡をたどりましょう。(残念ながら日本語の地図はありませんでした)

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博物館のすぐ近く、Casa dei Mozaici(モザイクの家)。ここには家があったらしく床には白と黒の小さな石で作ったモザイクがあったそうです。

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島の中にはブドウや、、、、

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オリーブが栽培されていて、マイナスイオンがガンガン出ている、、、気がします(笑)しかし、この日は暑かった!島の入り口にバールが一軒ある他、お店などは存在していないので、必ずミニペットボトルを持って島を散策してください。そして日焼け止め&サングラスはお忘れなく!

さて、ブドウ畑の中をずんずん歩くこと約20分。島の反対側に出ました。ここはTofet(トフェット)というかつて神が祀られていた場所らしいです。紀元前8世紀~紀元前4世紀にかけてのお話だそうです。

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遺跡も面白いですが、真っ青な空、真っ青な海、、、風景も素敵です♪ 紀元前のフェニキュア人達もこんな美しい風景をみながら生活していたんでしょうね~。(どんどん妄想が膨らむ!)

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ここは結構保存状態良く、土台の部分が残っていましたが、、、なんの跡だか忘れちゃいました!

モツィア島はゆっくり回っても3時間くらいで周ることができます。小船は塩田近くの2箇所から出ていて、往復で9ユーロ。そして入島料として9ユーロがかかります。(2010年6月現在)モツィア島一帯は自然保護区になっているため、珍しい植物や鳥もいるそうですよ。

モツィア島、今までに何回も行っているのですが、、、実はこうして島を全部回ったのは今回が初めて!今まで「何にもない、、、、」と思っていたこの島ですが、意外と見所がありました。とっても興味深く、散策も楽しいのですが、、、7月~8月に訪れる方は干からびないよう気をつけてください、、、。

ラ ターボラ シチリアーナでは「塩田+ワイナリープラン」にプラス50ユーロにてモツィア島見学をすることができます!詳しくはこちらをご覧ください♪

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クスクスフェスティバルに行こう! [季節のオススメプラン]

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トラーパニと言えば、、、手作りのクスクスで有名な街。イタリアでも唯一、手作りクスクスの味が楽しめる街です。

クスクスとは、、、そもそも北アフリカの主食で、トラーパニには9~10世紀のアラブ支配の時に伝わってきたと言われています。(詳しくはこちらをどうぞ!)セモリナ粉から作るクスクスの味は、、、それはそれは美味しく。ちなみに、日本で売っている箱に入ったクスクスは、一度蒸したクスクスを乾燥させたインスタントです。

そして、クスクスと言えば年に1回、トラーパニから40キロのリゾートの街、サンビート ロ カーポで行われる「クスクスフェスティバル!」トラーパニのクスクスはもちろん、北アフリカ、南米からもチームが参加。全国各地で食べられているクスクスを試食することができる、とっても楽しい祭典♪ 

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クスクスが試食できるのも嬉しいけれど、各国から集まってくる民族衣装(?)を来た美女が見れるのも嬉しい♪アフリカや南米の女性って美しくスタイルもいいんですよね~、、、(羨)

上の写真の上段中央、これがクスクスを作っている最中です。クスクスは粗挽きのセモリナ粉に水を少しずつ入れて手ですり合わせます。すると、、、!粒が段々大きくなっていくんですね~。それを調味して蒸すこと1時間半(!)。いやいや時間がかかります。

さて、この祭典に行ってみたい!という美食家の方、ラ ターボラ シチリアーナでは半日ツアーを組んでみました~。クスクスのみならず、海の近くでアペリティーボ(食前酒)をいただき、そしてクスクスに臨む、、、。会場にはトラーパニ県の各地から集まってきたサラミ、チーズ、ワイン、オイルなどの生産者ブースも並び、シチリアの特産品を試食することができます。1時間程度のフリータイムも組み込んであるので、海を散歩するもよし、シチリア特産品を試食するもよし!ショッピングしたい方は私がお手伝いしますよん♪

サンビート ロ カーポまでは専用車で移動なので楽チン♪ ツアーの開催は2回。海水浴を楽しみたい方は昼の部、夜のシチリアを楽しみたい方は夜の部にご参加ください。

くわしくはラ ターボラ シチリアーナのホームページをご覧ください!

お問い合わせをお待ちしておりま~す♪



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